高原は夏、真っ盛り・・・④メスレー
信濃毎日新聞社
「週刊さくだいら」特集
2002.8/8号掲載
夏の信州は自然の楽園。灼熱の太陽を浴びた果実は一気に熟し、そのおいしさを競っている。
のどを潤すフレッシュフルーツは、夏の水分補給には理想的。しかし、未熟で食べたり、過熟で味がボケていては、折角のおいしさも台無しだ。
フルーツをおいしく食べるキーポイントは、食べ頃を知ること。
生産者が丹精こめて育てたフルーツたち。完熟のおいしさを届けるための生産者の努力は、消費者が最高においしい食べ時を見極めて「おいしさの感動」を味わう時に成就する。
甘~いスモモは、短かい旬
メスレー 大里(小諸市)
「メスレー」…耳慣れない名のフルーツに出会った。
北佐久地域での出荷農家はただ一戸だけらしい。
「メスレー」それはスモモの一種。収穫期は7月末から8月お盆前。旬が短い“幻の果実”だ。
たったひとりの生産者は、小諸市芝生田の関照雄さん。
約20年前、関さんがその名を記憶に留めぬままに植えた苗木が実を結び、そのおいし
さに感動したのが栽培の原点だ。
あまりにも旬が短く、流通に載せる難しさから知名度は低いが、完熟を冷して食べると、真っ赤な果肉がこれは甘い。
関さんは「ぜひ一度食べてもらいたい」と、その味を語る。メスレーは、実の先端が赤黒く色づき始めると食べ頃になる。
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