地産地消と食文化
「地場生産-地場消費」を意味します。
地元でとれた生産物を地元で消費する、
という意味で使われています。
「身土不二」(しんどふじ)という言葉もあり、
身体と土とは一つで、身近なところ(三里
四方、四里四方)で育ったものを食べて
生活することをよし、とした考え方です。
「身土不二」は、仏教では「しんどふに」と読み、中国の仏教書「廬山蓮
宗寶鑑」(ろざんれんしゅうほうかん、1305年)という文献で初めて使わ
れたようです。
地産地消と食文化
トントントン・・・かつての日本では、朝、台所から聞こえる包丁とまな板
の音で目覚め、おいしそうな匂いに包まれる夕げの支度の風景が、
温かい家庭の象徴でした。
進歩した食文明の中で、暮らしの欧米化や文明の利器による簡便化が
食生活を変化させています。
中食、外食が増えた食生活は、環境で育つ食文化を置き去りにして、
人の健康や心にもアンバランスなひずみやゆがみを生んでいます。
メタボリックシンドロームやアトピー、花粉症などが増え、食生活の改善
が必要な時代です。地元の食材による郷土食やわが家の味づくりによっ
て、地域の伝統と食文化を伝えていきましょう。
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